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「ことばと思考」今井むつみ [読書]

「ことばと思考」  今井むつみ   岩波新書1278 2010年

先日の「学びとは何か」に引き続き、今井氏の著書です。
こちらも大変面白い内容でした。
ことばに対する深い洞察がきらりと光ります。


異なる言語の話者は、世界を異なる仕方で見ているかという問いは、非常に興味深いテーマでした。

色の名前が、明るい色 と暗い色の2つのみしかない言語。
数字が、1と2しかない言語。

言語は認識にもたらすもの。
言語情報は記憶をゆがめる。

などなど。

人間の世界観への言語がもたらす影響についての奥深い探究を、
最初から最後までずーっと楽しめる内容でした。

子どもたちの発達、言語の獲得についての部分は、
子どもたちと向き合い、彼らの人生の貴重な時期を共有する一人として心引き締めて読みました。

言語の探究は、
決して、ただ、純粋に学問として楽しむだけではなく、
探Q舎における実践として活きたものにしていくための、最重要の探究分野の根幹の一つです。




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スーパーの見学からはじめて [探Q舎]

近くのスーパーマーケット見学を導入として、
経済を基本として、人間の心理と行動の探究を進めます。
店員さんに予め一言申し上げると、笑顔でどうぞとおっしゃってくださいました。
ほんとうにありがたいことです。


普段のお買い物の際に、子どもたちが使われているスーパーと比較しながら、
小さな発見を集めて行きます。

商品の並べ方、置き場所
陳列棚の工夫、温度設定
製造元はどこか、どこからやってくるのか
それぞれの商品の量や、梱包材の違い
デザインやパッケージの工夫
品質保持期限、賞味期限
価格設定の工夫
店員さんの配置、動き方、
お客さんの動き方 (動線)、場所による密度の違い
このお店ならではの工夫、良い点
問題点や、改善したらもっと良くなる点

などなど、
観察すればするほど多くのことが学べます。


現在、カマンベールチーズにハマっている生徒さんは、チーズ売り場に向かいました。

同じチーズですが、カット無しのものと有りのものが隣同士に陳列されていました。
同じチーズ100gでも、カットずみのものは、50円高かったです。
これは、絶好の機会です。

「同じ100gなのに、どうして50円高いの?」って問いかけてみました。

少し考えて、
「包装紙の量が増えるから」
「チーズをカットするのはけっこうめんどくさい」
「めんどくさいことは手間がかかることだから」
と答えてくれました。

次回以降、50円の価値はどこにあるのか、
どうして、50円という値段が出てくるのか、具体的に掘り下げます。

商品そのもの以外に、
付属する価値を生み出す方法はたくさんあることを知っていただきます。


普段のお買い物では、自分の視点 (おそらく、このお菓子が欲しいとか・・・)
のみで、どうしても物欲が高まっているでしょうし、
視野が狭くなっていると予想されます。

そこで今回は、物欲を脇において、
視点をスーパーの店員さんや他のお客さんたちを観察することによって、
気づきを得てほしいと願いました。
今回の見学で気づいたことをまとめつつ、
次回からさらに掘り下げて行きます。
市場経済、貿易、地理、人間行動学、行動経済学の分野の面白いネタを入れつつ、
人間の心理、行動の奥深さに触れて頂けたらと考えています。


かなり、面白くなる予感がしています。




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