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16歳の点字の発明家 [探Q舎]

点字のしくみをご存知ですか。
これまで知らなかったのですが、なるほど、よくできているなあと思いました。
少し調べてみましたら、これは、16歳の発明だったんです。
12歳のときにシャルル・バルビエの点字との運命の出逢いがあったとはいえ、おそるべしです。

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1809年、フランスのクーブレ村で生まれたルイ・ブライユ (Louis Braille 1809-1852)。
3歳のルイ・ブライユは、馬具職人だった父親の仕事道具のキリで片方の目を刺してしまいました。
やがてもう片方の目も感染症になってしまい、5歳で完全に失明してしまいました。
両親は教育熱心で、彼の父親は木に釘を文字の形に打ちつけ、その釘の頭を指先で触りながら文字を学べるように寄り添ったそうです。

1819年、10歳のときにパリの盲学校に入学しました。
当時、学校で使われていたのは"浮き出し文字"でした。
もりあがった線をなぞって文字の形を読み取る方法です。
この浮き出し文字は、単語を1つ読み終えるだけでも時間がかかったそうです。

その後、12歳のとき、フランス軍の砲兵士官シャルル・バルビエ(Charles Barbier 1767-1841)が暗い場所でも文字を読めるよう開発した軍事用の文字が盲学校に紹介されます。

この軍事用の文字は点と線から構成されていて浮き出し文字よりも指で辿りやすいですが、種類が多くて数字も表現できませんでした。また、縦6点・横2列からなるバルビエの点字は、文字が複雑で指で読むには点が多すぎて厳しかったのです。
実用化にはまだ改良が必要であると12歳のブライユは確信したようです。

ついに、1825年、16歳のとき、6つの点から構成される点字を発明しました。
指先で触ったときにおさまるのでスピーディーに読めるのです。
彼は、卒業後も盲学校で教師を勤め、1837年にブライユ点字を完成させたと言われています。
特筆すべき事には、彼の点字は、アルファベット以外にも、数字、数式、アクセント記号、それに音楽に至るまでまでたった6つの点で表現できるそうです (6点式点字)。

16歳の発明品それ自体はもちろん異論なしに偉業なのですが、
全盲の青年が大発明をしたという事実が、多くの目の見えない人々に勇気と希望を与えたそうです。

ブライユが亡くなってから2年後、フランスで公式の文字として採用されました。
その後、読むだけではなく書くことにも適した6点式点字は、、次第にヨーロッパ各国に広がり、
今では世界中で使用されているといいます。

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参考
「もっと知ろう!点字」監修社会福祉法人、日本点字図書館 和田勉 ポプラ社  
「盲人の歴史 中世から現代まで」ジナ・ヴェイガン 著、加納由起子 訳、藤原書店

「ルイ・ブライユの生涯 天才の手法」C.マイケル・メラー 著、金子昭、田中美織、水野由紀子 共訳、日本点字委員会

「暗やみの中のきらめき―点字をつくったルイ・ブライユ」マイヤリーサ・ディークマン 著、古市真由美 訳、森川百合香 絵、汐文社

社団福祉法人 日本点字図書館のHP
http://www.nittento.or.jp/about/scene/braille.html
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